【バーレーン=加賀谷和樹】イスラム教シーア、スンニ両派の抗争が続くイラクで、市民の死者
が5月20日の本格政府発足から4カ月で計1万人を突破した。両派武装組織は23日に始まった断
食月(ラマダン)にテロを激化させる構え。政府を主導する最大勢力シーア派も分裂、同派内の
民兵組織同士の衝突が拡大する可能性もあり、内戦の危機が高まってきた。
首都バグダッド北方のバクバでは27日、迫撃弾の直撃でスンニ派住民8人が死亡した。シーア
派武装勢力の犯行との見方が浮上している。テロの多くはバグダッド首都圏で発生。市民が武装
組織の爆弾テロや銃撃の標的になっている。 (07:00)
ソース
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060928AT2M2702J27092006.html