今年4月、東京の代々木公園でアメリカ人の男性が殺害された事件で指名手配されたのは、
前駐日コロンビア大使の長男でした。事件の背景には麻薬組織が存在している可能性もあり、
警視庁は捜査を進めています。
警視庁が公開した一枚の手配書。殺人の疑いで全国に指名手配されたのは、
コロンビア国籍のリカルド・アンドレス・グティエレス・ロマノ容疑者(31)、前コロンビア駐日大使の長男です。
今年4月、渋谷区にある代々木公園の公衆トイレで
外国人の男性が血だらけで倒れているのが見つかりました。
今年4月、アメリカ国籍の元英会話講師ダニエル・ロベルト・マックニールさん(34)が
首を刺されて殺害された事件。捜査線上に浮かんだのは、
マックニールさんと事件直前まで行動を共にしていたという、前コロンビア大使の息子、
グティエレス容疑者だったのです。
グティエレス容疑者は今年3月、日本に入国し、東京・渋谷区にあるマンションの一室で生活を始めました。
このマンションには父親である前駐日コロンビア大使も同居していました。
JR恵比寿駅にほど近い高級マンション。この場所にグティエレス容疑者の自宅はありました。
しかし、事件翌日に日本を出国。オーストラリア経由でコロンビアに帰国し、そのまま行方をくらませたのです。
その後の調べで、殺害されたマックニールさんの自宅からは大麻樹脂などが見つかり、
さらにグティエレス容疑者が
コロンビアの麻薬密売グループに関与している疑いのあることが明らかになりました。
前大使の長男が殺人容疑で「指名手配」されるという事態に、大使館はノーコメント。
警視庁は麻薬密売を巡るトラブルが背景にあった可能性があるとみて、
グティエレス容疑者を全国に指名手配するとともに、
ICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配する方針です。(25日16:51)
動画:
http://news.tbs.co.jp/asx/news3387814_12.asx http://news.tbs.co.jp/asx/news3387814_3.asx ソース:TBS News i
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3387814.html