ドイツ経済紙ハンデルスブラット(電子版)が17日報じたところによると、イラン
核問題を契機にウラン濃縮の国際管理体制構築の機運が高まる中、
シュタインマイヤー独外相は同紙に対し、いずれの国家の主権も及ばない
「非主権地帯」を設け、そこに国際原子力機関(IAEA)直轄の国際的ウラン濃縮・
核燃料供給施設を建設するとの新提案を明らかにした。
核燃料供給保証体制に関しては、日本政府が「IAEA核燃料供給登録制度」と
呼ばれる新しい枠組みの提案を検討しているほか、ロシアが核燃料サイクル
事業の国際センターを同国に設置する構想を明らかにするなど、複数の
具体案が提示されている。
ドイツ提案は、IAEAが直接管理する多国間ウラン濃縮・供給施設を
非主権地帯に構築する点に新味があり、シュタインマイヤー外相は、
非主権地帯について「ニューヨークの国連本部がそうした地位にある」と
説明した。同外相は既に、この構想をIAEAのエルバラダイ事務局長に
説明したという。
ドイツは来年の主要国首脳会議(サミット)の議長国であり、今提案を
たたき台に核燃料供給保証問題での議論を主導していく意向と
みられている。
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200609190015a.nwc 関連スレ:
【イラン核問題】IAEA定例理事会でのイラン非難共同声明断念か 安保理常任理事国とドイツ [09/13]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1158107704/