イラク北部でテロ続発、22人死亡
---
【カイロ=柳沢亨之】
イラクからの報道によると、同国北部の産油拠点キルクーク市内各地で17日、
少なくとも2件の車爆弾によるテロを含む爆発5件が発生、計22人が死亡、60人以上が負傷した。
同地では、連邦制下での北部自治政府への編入を目指すクルド人と
アラブ人らとの抗争が続いており、民族対立扇動を狙った組織的なテロとみられる。
最も被害が大きかったのは、爆弾を仕掛けた車1台が突っ込んだ地元裁判所で、
18人が死亡、50人以上が負傷した。
現場は、タラバニ大統領率いる「クルド愛国同盟」などクルド人主要2政党各事務所にも近い。
クルド人とアラブ人の関係は、
北部自治政府が最近、自治区内でのイラク国旗使用を禁止するなど
「クルド民族色」強化の動きを強めたことで、一層ぎくしゃくしている。
★ ソースは、読売新聞 [日本] とか。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060917i413.htm