中東の衛星テレビ、アル・ジャジーラは7日夜、国際テロ組織アル・カーイダ指導者ウサマ・
ビンラーディンと側近らが、米同時テロ実行のための訓練をしていた様子を収めたビデオ
映像を初めて入手したとして、放映した。
映像には、米同時テロ実行犯19人のうちの2人も登場。
11日に米同時テロから5年を迎えるのを機に自派の力を誇示し、支持者拡大を狙ったアル・
カーイダの宣伝工作の一環とみられる。
映像には、ビンラーディンが側近のムハンマド・アーテフ(2001年11月の米軍攻撃で死亡)と
みられる男らとがけ地を歩く姿や、覆面武装要員の格闘訓練の模様などが収められている。
撮影時期や場所は不明。
一方、テロ組織「イラクの聖戦アル・カーイダ組織」でアブムサブ・ザルカウィ容疑者(今年6月死亡)
の後継指導者に就任したとされるアブアイユーブ・マスリ容疑者のビデオ声明も8日、ウェブサイト
上で流れた。
同容疑者はイラクの支持者に対し、「15日以内に米国人少なくとも1人を殺害せよ」などとテロを
激しく扇動している。
ニュースソース
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060908i304.htm