■勤務中のポルノサイト閲覧で解雇は無効 スペイン
スペイン最高裁はこのほど、勤務中に職場のパソコンでチャットをしたり、
ポルノサイトを見たりした社員を解雇したのは違法だとして雇用主に復職を
命じる判決を出した。雇用主が従業員のネット利用を監視するソフトを用いた
ことを「プライバシーの保護や通信の秘密を定めた憲法に違反」とした。
エルパイス紙などによると、バスク州在住の男性会社員は、遅刻や欠勤が
相次いだうえ、勤務時間中に仕事をせずにヒマワリの種を食べ、インターネット
を私用で使っていたことなどを理由に04年4月に解雇された。
バスク州の地方裁判所は男性の解雇無効の訴えを退けたが、最高裁は
会社側が解雇の証拠としたインターネットのアクセス記録を違法として、
逆転判決を言い渡した。
ソース:朝日新聞 2006年09月05日19時36分
http://www.asahi.com/international/update/0905/009.html