■南米エクアドルで火山噴火、村埋没で1人死亡、60人不明
キト──南米エクアドルのトゥングラウワ山(標高5023メートル)が噴火し、
流れ出た溶岩などで17日までに3つの村が埋没、少なくとも1人が死亡し、
約60人が行方不明となっている。
トゥングラウワ山は、首都キトの南約150キロにある活火山。1999年から
火山活動が活発化し、溶岩などが噴出していた。
火山のふもとにあるペニペ村のサラサル村長によると、同村では1人の遺体を
収容し、4人が行方不明になっているという。 さらに、近隣の3つの村が17日
朝までに流れ出た溶岩に飲み込まれ、「あとかたもなく村がなくなり、壊滅的な
状況だ」と話している。
サラサル村長が地元テレビに語ったところによると、避難中に溶岩や飛んできた
岩でやけどを負った約50人が、近くのリオバンバ市内の病院で、手当てを受けて
いるという。エクアドルの火山当局は16日、火山活動が活発化したとして、ペニペ村などの
住民に避難命令を発令。これまでに約3200人が避難したが、村々に居残った人も少ないという。
「トゥングラウワ」は、地元先住民の言葉ケチュア語で「火の喉(のど)」の意味を持つ。
これまでにも噴火活動を繰り返しており、16日の噴火では噴煙が上空8キロまで達した。
(更新日時−2006年8月18日11時19分)
引用元:CNN
http://www.cnn.co.jp/ http://www.cnn.co.jp/science/CNN200608180004.html