米大統領:プーチン大統領と会談へ イラン問題協議か
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20061116k0000m030062000c.html 【モスクワ杉尾直哉】ブッシュ米大統領は15日、アジア訪問の途上にモスクワに立ち寄り、ロシアのプーチン大統領と会談する。
イランと北朝鮮の核開発問題や、イラク情勢について協議するとみられる。
両大統領は、ハノイで15日に開幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)でも19日に首脳会談を予定している。
頻繁な会合で米国との良好な関係を印象付けたいプーチン大統領の思惑がありそうだ。
ハドリー米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)によると、米国は当初、モスクワでの会談を予定していなかったが、
プーチン大統領夫妻が空港でブッシュ夫妻を迎えたいと提案したという。
両大統領は、ロシアの世界貿易機関(WTO)加盟に関する2カ国交渉が基本合意に達したことを受け、
ハノイでの合意文書調印へ向けた最終調整も今回の会談で行うとみられる。
米中間選挙で民主党が勝利したため、ロシアでは今後、米議会が民主化要求などで対露圧力を強めるとの警戒感が強まっている。
イラク戦争や北朝鮮問題など外交全般で批判されているブッシュ大統領を側面支援する狙いも、プーチン大統領にはありそうだ。