印パ協議:テロの防止へ「情報共有機関」設置で合意
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20061116k0000m030073000c.html 【ニューデリー西尾英之】ニューデリーで開かれていたインドとパキスタンの外務次官協議は15日、2日間の日程を終了した。
テロの防止へ向けて双方がメンバー3人を出して構成する情報共有機関をつくることで合意した。
両国が協同したテロ対策が本格化すれば、停滞していた両国関係の改善も軌道に戻りそうだ。
印パ和平協議は7月のムンバイでの列車同時爆破テロで中断した。事件後初の次官協議となった今回、
インド側はパキスタンにさらに真剣にテロ防止に取り組むよう求め、パキスタンも受け入れたとみられる。
情報共有機関は9月の両国首脳会談で合意した共同テロ防止機構を具体化するもの。
この席でインドは、パキスタンが保有するイスラム過激派などに関する情報の提出を求めるとみられる。
パキスタンが進展を期待していたカシミール地方シアチェン氷河からの撤兵問題では、両国間の合意はなかった。