アラブ、イスラム系団体が中心となり、米ブッシュ政権の中東政策に
抗議するデモが12日、ホワイトハウス前のラファイエット公園で実施された。
現場の警察当局者らによると、参加者は約5000人。
レバノン、パレスチナに対するイスラエルの軍事行動も批判の的となった。
デモを主催したのは、イスラム教徒米国人協会(MAS)、アラブ系米国人
反差別委員会(AAADC)など。
MASの代表者が「われわれは一致団結して、聖なる地での暴力と殺りくに
反対する」と呼び掛け、参加者らも「占領は犯罪だ」などと声をそろえた。
会場には、イラク高等法廷でフセイン元大統領の弁護団に加わった
ラムジー・クラーク元司法長官も駆けつけ、「ブッシュ政権がつくった敵の数は、
米国史上類をみない多さだ」と演説。
「ブッシュ大統領の弾劾を求める」との発言に、歓声が上がった。
参加者らは集会の後、ワシントン市内を行進。
イスラム教徒の家族連れや若者が多数を占めるなか、ニューヨーク州から
参加したというユダヤ教徒の女性(23)は「レバノンとパレスチナの人々を
応援している。アラブ人とユダヤ人が敵同士ではないことを示したい」
と語った。
ニュースソース
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200608130006.html