◇子供のネット利用の責任は保護者に――米調査
子供のインターネット利用の安全性については9割の保護者が責任を
感じているものの、その大部分は、子供を正しく指導する自信がない――
米Cable in the Classroomが行った調査で、こんな実態が明らかになった。
8〜18歳の子供の保護者を対象に7月に行われたこの調査によると、
親は子供のインターネット教育の安全性に責任を持つべき、との回答は
90%以上に上ったが、ネットの使用について子供を教育できるだけの
「知識に自信がある」と答えたのはわずか34%だった。一方、71%が
子供のネット利用の安全性には「学校にも責任がある」と答えており、
Cable in the Classroomのシニアディレクター、ダグラス・レビン氏は、
「ネットの世界が絶えず進化している状況で、多くの親が子供を
指導できるだけの知識に自信が持てず、学校に助けを求めているようだ」と
分析する。
調査では、94%がネット使用について子供と話し合ったり、使う場所や
時間を制限するなどのアクションを取っていることも判明。54%がほかの
保護者に、42%が学校にアドバイスを求めたことがあるという。また、
子供のネット使用の安全性への責任が「政府や司法当局にある」との
回答は49%との結果も出ており、レビン氏は、「ほとんどの親が
インターネットを前向きにとらえた上で、その有効活用のために
自らアクションを取っている」と見る。
Cable in the Classroomでは保護者に対し、「ルールを決める」
「ペアレンタルコントロール機能を使う」「メディアリテラシーを子供に
教え込むようにする」の3段階アプローチを勧めている。
その他のアドバイスや関係調査はWebサイトで入手できる。
ソース(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0608/12/news002.html