◇日・モンゴル首脳、政治対話の場新設で合意
【ウランバートル=橋本潤也】
小泉首相は10日午後(日本時間同)、モンゴル・ウランバートル市内の政府庁舎で、エンフボルド
首相と会談し、北朝鮮による核・ミサイル・拉致問題を含む北東アジア情勢を話し合うため、事務レベルの
政治対話の場を設けることで合意した。
会談後の夕食会では、両首相は北朝鮮問題で緊密に連絡を取り合うことで一致した。
会談で、小泉首相は「モンゴルは北朝鮮との国交を持ち、中露や中央アジア4か国の上海協力
機構(SCO)にオブザーバー参加している。地域情勢についての対話を広げたい」と語った。
エンフボルド首相は「日本との協力を促進したい」と応じた。また、日本の国連安全保障理事会
常任理事国入りを支持する考えを改めて強調した。
小泉首相はモンゴルの地下資源に関し、「銅や石炭などに日本企業は関心を持っている。政府間で
協議したい。投資環境の整備に努力してほしい」と伝えた。
エンフボルド首相は「観光や牧畜などの分野でも日本からの投資を歓迎する」と述べ、日本との
経済協力強化を目指す意向を示した。
ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060810i112.htm