米国防総省は28日、イラク駐留米軍の現在の兵力が約13万2000人
で、今後数週間以内に13万5000人に達するとの見通しを明らかにした。
首都バグダッドの治安強化のため、帰還予定だった一部戦闘部隊の
駐留を延長し、4000―5000人規模の兵力を首都に再配置するのに
伴う増加だが、首都の治安が急速に回復しない限り、年内の駐留米軍
の大幅削減は一層、困難な見通しとなった。
イラク駐留米軍は6月末時点で約12万7000人、14戦闘旅団だったが、
現在は16戦闘旅団に増えている。
今年後半には、陸軍・海兵隊の計5旅団がイラクに投入される計画が
決まっており、兵力の交代が停滞すれば、駐留米軍の規模がさらに増加
する可能性もある。
ニュースソース
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060729it12.htm