最高気温40度を超える熱波が10日以上続く米カリフォルニア州で、
高温によるとみられる死者数が27日、98人に達した。
被害者の多くは老人で、熱波はやや弱まりながらも当面続くとの予報
が出ており、死者が100人を超える恐れが強まっている。
AP通信などによると、州中部のフレズノ郡では、検視局の遺体安置室
に22人の遺体が運ばれた。
電力不足で停電となった世帯は少なくとも数千戸残っており、老人を
中心に健康被害が広がっている。
シュワルツェネッガー同州知事は、州中部を中心に、計75カ所の
冷房センターの設置を指示、州民に健康維持に注意するよう呼び掛けた。
6カ所の郡当局が各地元を対象にした非常事態を宣言したが、
州議会からは州全体の非常事態を宣言するよう、同知事に求める
声も上がっている。
各地では、キリスト教会や保健関係者が、老人の自宅を戸別訪問して
安否を確認したり、食料や冷水などを配ったりしている。
ニュースソース
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060728-67329.html