【イスラエル】レバノン大学教授「イスラエルの狙いはヒズボラの殲滅」[07/24]

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1ザ・釣り人φ ★
イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラによるイスラエル兵拉致に端を発した
イスラエル軍のレバノン攻撃について中東専門家が情勢を分析する
緊急討論会「中東戦争の深淵―イスラエルの対レバノン攻撃をめぐって」が
21日、東京都内であった。

講演したレバノン大学のマスード・ダーヘル教授はヒズボラとパレスチナの
イスラム原理主義組織ハマスの間の「相互支援関係」の存在を指摘、
イスラエルの狙いは兵士奪還だけでなく「ヒズボラをせん滅することだ」との
主張を展開した。

ダーヘル教授は東アラブ現代史、日本・東アラブ比較史が専門。
7月から9月まで日本に滞在して研究活動をしている。

イスラエルは「兵士解放と北部国境付近のテロリストの脅威の排除」が
軍事行動の目的と説明しているが、ダーヘル教授はイスラエル軍の攻撃が
大規模かつ用意周到だったことなどから「拉致事件の発生前からレバノンを
攻撃する計画はあったはずだ」との主張を繰り広げた。

その上で、ヒズボラを武装解除し、ヒズボラの拠点のレバノン南部に
レバノン政府軍を駐留させ、国境画定の不安定要素を取り除くのが
イスラエルの狙いだと分析した。

一方、ヒズボラによるイスラエル兵拉致は、パレスチナ自治区・ガザ地区で
同じように兵士を拉致したハマスを「支援する行動だった」と説明した。
さらに、ヒズボラは(1)00年に始まったパレスチナの第2次インティファーダ
(反イスラエル抵抗闘争)を指導してきた(2)数年前からハマスとの相互支援
関係ができている――と指摘するなど、ヒズボラとハマスの「連携」を強調した。

今後の戦況見通しについてダーヘル教授はヒズボラを支援するシリアや
イランを巻き込んで戦闘が拡大する気配はないとの見方を示し、
「解決策は(国際部隊のレバノン南部派遣を含む)アナン国連事務総長の
提案を関係国が受け入れることだ」と述べた。

日本の識者からは国際社会の反応の鈍さを指摘する声が相次いだ。

黒木英充・東京外語大教授は「交渉がないまま一気に(イスラエル軍の)攻撃が
行われたにもかかわらず国際社会は沈黙してきた」と批判した。
酒井啓子・同大学院教授はヒズボラが国民議会(レバノン国会)に議席を持つ
合法政党でもある点を強調した上で、イスラエルのレバノン攻撃が
「『政治参加しても意味はない』というメッセージを他の武装勢力に与えた」と分析、
イラク情勢などへの影響を懸念した。

一方、臼杵陽・日本女子大教授はイスラエル軍のレバノン空爆が小泉純一郎首相と
オルメルト首相の会談中に始まったことに触れ、「日本は空爆を追認したと思われて
しまう。外交的には席を外したり、日程をキャンセルしたりして対応すべきだった」
と日本政府の対応に疑問を呈した

ニュースソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060724-00000066-mai-int
2七つの海の名無しさん:2006/07/24(月) 22:41:35 ID:ILy4S/ns
> ダーヘル教授はイスラエル軍の攻撃が大規模かつ用意周到だったことなどから「拉致事件の発生前からレバノンを攻撃する計画はあったはずだ」との主張を繰り広げた

軍なんだからそういった計画自体は存在するのは当然だろう。
3七つの海の名無しさん:2006/07/24(月) 22:43:14 ID:Nh0h8o7L
7月12日から約10日が過ぎた現時点までに、イスラエルは空爆
だけではヒズボラを壊滅させることはできないことが明らかになった。イスラ
エル軍の発表によると、ヒズボラは何年もかけてレバノン南部のイスラエル国
境近くの地域に、深さ30メートル以上の地下陣地をいくつも作り、そこに武
器や食糧を貯め込んできた。今回、ヒズボラは、この地下陣地からイスラエル
側に攻撃を仕掛けている。
http://www.washtimes.com/world/20060720-095532-3181r.htm

 地下陣地は地下深くに作ってあるため、空爆によって破壊できず、イスラエ
ル空軍が1週間空爆を続けた後でも、ヒズボラの軍事力の3分の2は破壊され
ず、ヒズボラは、イスラエル空軍機の空爆が終わると地下陣地から出てきてロ
ケット砲をイスラエルに向けて発射する攻撃を繰り返している。イランで訓練
を受けたため、ヒズボラの軍事技術は意外と高いと、イスラエル軍は指摘して
いる。
http://fairuse.100webcustomers.com/fairenough/latimes272.html

 しかもヒズボラは、イスラエル側が予測していなかった長い飛距離の新型ミ
サイルを持っていることが分かった。ミサイルは、イランからシリア経由で供
給されているとイスラエル側は発表しているが、このミサイルの存在により、
今後、イスラエルがヒズボラを完全に潰せないまま今回の戦争を終わらせると、
その翌日から、ヒズボラの新型ミサイルがイスラエル北部の諸都市に飛んでく
る懸念がずっと残ることになる。つまり、イスラエル側は何とかしてヒズボラ
を全滅させない限り、撤退できない状況になっている。
http://www.haaretz.com/hasen/pages/ShArt.jhtml?itemNo=740427
4七つの海の名無しさん:2006/07/24(月) 22:55:37 ID:1Z3ED5oO
パレスチナの抵抗運動を煽っておるハマスもヒズボラも、イスラエルの殲滅が目的。
アラブのオイルマネーを裏でもらって、莫大な国際援助金も流用して、
長距離ロケット砲・無人爆撃機を溜め込んでバンバン攻撃。
女子供にも、パレスチナの為にイスラエル人を殺せ、殉教せよと、教え込んでるわけだし。

パレスチナもイスラエルも、どっちもどっちだと思う。
5七つの海の名無しさん:2006/07/24(月) 22:58:17 ID:8I35V0FI
>イスラエルの狙いは「ヒズボラをせん滅することだ」

これは大学教授の発言ではなく飲み屋の酒飲み話でしょう。
6美坂栞 ◆AVuYESiOrI :2006/07/24(月) 23:15:15 ID:bf9NoZ6e
あたり前田のクラッカーです
7七つの海の名無しさん:2006/07/24(月) 23:25:10 ID:JeVN1sJ+
>>1
>大規模かつ用意周到だったことなどから「拉致事件の発生前からレバノンを
>攻撃する計画はあったはずだ」との主張を繰り広げた。

軍だから、予想可能な展開には常にシナリオを用意するのは当然。
ヒズボラが拉致しなかったら発動しなかった筈だが。

>一方、ヒズボラによるイスラエル兵拉致は、パレスチナ自治区・ガザ地区で
>同じように兵士を拉致したハマスを「支援する行動だった」と説明した。

テロリストの連携はよくある事だしな。可能性は十分高い。その結果が現状だが。

しかし、まあ他の部分は概ね同意かな。
緩衝地帯を多国籍軍に任せてイスラエルは撤退するだろ。
8七つの海の名無しさん:2006/07/24(月) 23:45:47 ID:Uh0qoS3V
>>4少なくとも、いきなり、子供や妻がテロリストに加担したとかいって殺されて謝罪一つないやつを怨まないやつは少ない
9七つの海の名無しさん
>>8
そりゃ、パレスチナ側だって同じだろw
アラーの神の前には、イスラエル人を殺すのが正当な行為と思ってるんだから。

イスラエルにも、爆弾テロで殺される一般市民がいるんだぜ?
パレスチナ側の被害者には同情しても、イスラエル市民は殺されて当たり前ってか?

俺はどっちの被害者にも同情するが、パレスチナもイスラエルもどっちもどっちだと思うね。