今月中旬から全米各地を襲っている熱波の影響で、熱中症などによる
死者は20日までに、少なくとも全米9州で計20人に達した。
気象当局によると、暑さは21日まで続く見込み。
中部ミズーリ州セントルイスでは19日、大雨に伴う暴風雨により、電線が
切れるなどして、電源供給がストップ。
約50万人が、電気を使えない状態になった。
ブラント州知事は20日、冷房が使えないために被害者が増える恐れが
あるとして、非常事態宣言を発令。
州兵250人を動員し、熱中症の恐れがある人々を冷房設備のある場所へ
移送した。
AP通信によると、死者はイリノイ州シカゴの7人を筆頭に、東部ペンシルベニア州
フィラデルフィアで2人、中部オクラホマ州オクラホマシティで2人など。
電源供給が止まったセントルイスでは、冷房器具はあったものの
作動しなかったため、93歳女性が亡くなった。
ニュースソース
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200607210019.html