【スーダン】ダルフール地方の視察のため、国連代表団が首都ハルツームに向かう[06/05]

国連代表団がハルツームに向かう
UN delegation heads to Khartoum
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国連代表団は、国連軍にダルフール地方での平和維持活動を引き継がせるよう
説得を行うために、スーダンの首都ハルツームに向かいました。
代表団は、スーダンの指導者に対して、和平調停者として
暴動が発生している地帯にいる7,000人のアフリカ連合（AU）と国連軍とを
取り替えるよう促す予定です。

アフリカ連合軍は、資金不足と不十分な装備の中、暴力を抑えるため戦いました。
戦闘によって、過去3年間でおよそ20万人の命が奪われています。

国連とスーダンとの関係は緊張しています。
5つの常任理事国をからの使節を含む、15人の強力な安全保障理事会代表団は、
スーダンの首都で微妙な話し合いを要する交渉を行います。
国連は、スーダン政府と主要な反政府勢力との間で最近になって取り交わされた
和平協定の履行を助けるために国連軍がこの地域に入ることを望んでいます。
しかし、スーダン政府は、より多くの国連軍が国内に入ることよりも、
アフリカ連合の和平調停者たちの補助を行うことを望んでいます。

（中略）
国連の職員は、スーダン政府の承認なしではダルフールに軍を送らないと言いました。
10日前、スーダン政府は、国連の和平調停者たちが現地に入ることが可能かどうかを
見極める調査チームを内戦で引き裂かれた同国西部に入ることを許可しました。
（後略）

★ ソースは、BBC [英国] とか。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/5048798.stm

★ 関連スレ。
【スーダン】治安悪化が深刻　国境なき医師団のスタッフが退避[05/24]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1148463428/
ほか。

むずかしい問題みたいだね
国連に頼りたくない気概と見ていいのか
AUとスーダン政府や安保理の特定の有力国の間に
なんかあるのか

他の記事には食らいつくネラーがこの記事は意味が分からないために全然書き込まない馬鹿さ加減はまあ置いておくとして。
ダルフールはまずこの２０年で最悪の民族浄化虐殺が起こっているということ。
しかし（今のところ）資源が絡まない地域のため米露中が積極的に乗り出す理由がないこと。（開発すれば油田はありそうなのだが）
紅海に面した交通の要衝のひとつ。
イスラム教徒が中心の国家で、このことから更なるテロや虐殺の温床となりやすいこと。
アフリカ最大の国（世界で１０番目）で、周辺のアフリカ諸国（エジプト、リビア、チャド、中央アフリカ、コンゴ民主共和国、ウガンダ、ケニア、エチオピア、エリトリア）は難民や反政府組織の関係でもろに巻き込まれていること。
ちなみにイギリスは旧宗主国ね。ただBBCはそうでない国でもアフリカ関係の報道には強い（最近のニジェールの干ばつとか）。

国連軍は何かせずにはいられない状況なのはよく分かる。影響力も残しておきたいだろうしね。
ただ、無理はしてはいけないと思う。コンゴで事務総長が墜落死したような、無駄な悲劇に終わるのなら大きく構えていて欲しいのだが。これはただの個人的雑感。