カンボジアのサッカー連盟の新会長に先月就任した憲兵隊のサオ・ソクハ司令官は
10日、会長選挙に政治介入があったとする国際サッカー連盟(FIFA)の
ブラッター会長の批判に反論、疑惑を招く行為はなかったと主張した。
ブラッター会長は、同国連盟に書簡を送付、事態が改善しなければ、
国際大会からカンボジアを締め出すと警告したが、
ソクハ司令官は、国際大会に参加しなくとも、「カンボジアは死なない」と挑発している。
カンボジアのメディアによると、FIFAはまた、カンボジアに毎年供与する
補助金25万ドル(約2775万円)を凍結するとも警告した。
ソクハ新会長は、カンボジアのフン・セン首相に近いとされる人物。
前会長は、与党にあるものの与党第1党・人民党とは緊張関係にある
民族統一戦線所属の政治家だった。
1998年以来、就任している前会長について、教育省がポスト維持に
不当な行為があるとして、連盟は4月に緊急選挙を実施、新たな会長を選んでいた。
FIFAは前会長の続投を支持していた。
CNN
http://cnn.co.jp/sports/CNN200605100013.html