63歳の女性、今年中に世界最高齢の母親に仲間入り予定
[ロンドン 4日 ロイター]
海外で体外受精による不妊治療を受けた63歳の心理学者の女性が木曜日、
「まもなく世界最高齢の母親の1人になる予定です」と妊娠した喜びを報道陣に語った。
自宅前に集まった報道陣のカメラに向かって、児童心理学者のパトリシア・
ラシュブルックさん(63)と彼女の夫であるジョン・ファラント氏(61)は、
短い時間ではあったがポーズを取ってみせた。
2人は声明で「自分達の責任を真剣に受け止め、生まれてくる子供の幸せを最優先に
考えております。今、私達夫婦が望んでいるのは、これからの家族生活について
静かに話し合う時間です」と発表している。
イタリアのセヴェリーノ・アンティノーリ医師は木曜日、患者がラシュブルックさん
であると特定はしないものの、英国人女性の不妊治療を行ったことを明らかにした。
アンティノーリ医師は1990年代前半に62歳のイタリア人女性の不妊治療を行い、
提供された卵子により彼女が妊娠に成功したときには、「大変うれしく、誇りに思う」
とコメントした。
以来、イタリアでは「介助出産」に対する厳しい条例が定められたため、
今回の治療は旧ソ連で行った、とアンティノーリ医師は話している。
「私が治療した英国人女性が妊娠したことを知り、大変うれしく思います。
彼女は最低でもあと20〜25年は元気に生活できるでしょう。私たちが孤児を
増やすわけにはいかないですからね」とアンティノーリ医師はコメント。
ファラント氏は英サン紙に、妻が妊娠7ヶ月であることを語っている。
サン紙によると、ラシュブルックさんには26歳の娘と22歳の息子がおり、
ファラント氏は再婚相手だという。
英国では通常、妊娠適齢期を過ぎた女性に対する不妊治療は行われていない。
1997年、当時60歳だったリズ・バトルさんが英国で最高齢の母親となった。
また昨年には、第三者から卵子をもらって不妊治療を受けた66歳の
ルーマニア人女性が世界最高齢の母親となった。
ソース:世界びっくりニュース
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081146884682.html