【イラク】7件の自動車爆弾・路肩爆弾・銃撃等で少なくとも18人死亡、イラク人20人の死体も発見(4/24)

◆7 car bombs explode in Baghdad（USA Today／AP）
http://www.usatoday.com/news/world/iraq/2006-04-24-iraq_x.htm

24日バグダッドでは自動車爆弾テロ7件が相次ぎ、少なくとも6人が死亡、数十人が負傷し
た。
また、警察によりイラク人20体の死体が発見された。宗派間対立の犠牲者とみられる。
このほか、バグダッド市内・他の地域で路肩爆弾攻撃3件、走行中の車からの銃撃複数件、
迫撃砲攻撃1件によりイラク人12人が死亡した。

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1発目の自動車爆弾は、朝のラッシュアワー時にチグリス川近くの主要道路で爆発。政府ビ
ルや病院、バス停が集まった地域の近く。これにより3人が死亡、25人が負傷。
2時間後、バグダッド東部・Mustansiriya大学付近に停車していた車2台に隠されていた爆弾
が爆発。民間人3人が死亡。10歳の子供が犠牲者には含まれていた。そのほか22人が負傷。
警察発表。
また、バグダッド中心部の広場で、米軍の車列近くで自動車爆弾が爆発。少なくとも少女1
人を含む民間人11人が負傷した。警察発表。米軍は周辺を封鎖、米国人の人的被害につい
てはまだ明らかになっていない。
さらに、首都ニュー・バグダッド地区でイラク警察のパトロール近くで100ヤードの間隔
で自動車爆弾2台が爆発。警官3人と民間人3人が負傷した。警察発表。
さらに、警察のパトロールを狙う別の自動車爆弾がバグダッド・マンスール地区で爆発。
警官3人と民間人4人が負傷。これも警察発表。

バグダッド近郊アブグレイブの警察は、15体の死体を積んだ小型トラックを発見。死体は、
拘束され、拷問されたものだった。他に2体の死体がバグダッド南西部で発見された。1体
は首吊りされたようだったとのこと。
北部モスルでも3体の死体が発見された。そのうち1体は数時間前に誘拐された大学生であ
ることが判明。

日曜日も、少なくとも米兵3人と31人のイラク人が殺害された。うち7人は厳重な警備体制
が敷かれているグリーンゾーンで迫撃弾により死亡した。迫撃弾が着弾した現場はイラク
の国防省の近くだった。

スンニ派は、2月22日のサマラのシーア派廟爆破事件移行、シーア派の民兵が内務省に入
り込んで暗殺部隊<death squads>を使ってスンニ派を殺害していると主張している。しか
し、犠牲者はスンニ・シーア両派に出つづけている。
23日には、警察が、6体のシーア派住民の死体をスンニ派が多数をしめるバグダッド
Azamiyah地区で発見している。さらに2体の死体がバグダッド南部の両派が混住する地域
で発見されている。
Azamiyahの地域評議会<district council>の委員長によれば先週誘拐された14人のスンニ派
住民の死体の身元を親戚が特定したとのこと。死体は手錠をされ、拷問の跡がみられたと
のこと。これについては警察の確認がとれていない。

議会のスンニ派会派の主要政党であるイラク・イスラム党は、「宗派浄化<sectarian
cleansing>」影響を警告し、殺人に関与している新政権に「犯罪組織<criminal gangs>」
を阻止するよう求めた。
米ハリルサド特使は北部アルビルでタラバニ大統領とともに記者会見し、イラクの民兵組
織が「内戦のインフラ」であるとし、イラクの新政権に民兵組織を解体して国軍に組み入
れるべきだと発言した。
鍵となる問題は、内務省をどの勢力が掌握するかで、現在はシーア派のイスラム革命最高
評議会<SCIRI>が牛耳っている。SCIRIはフセイン政権時代に恐れられた民兵組織「バドル旅
団」を保有していたがだが、武装放棄したとしている。スンニ派の多くがこれを否定する。

＞SCIRIはフセイン政権時代に恐れられた民兵組織「バドル旅団」
＞を保有していたがだが、武装放棄したとしている。

エエエ！ｗ

復讐の連鎖ですかね…