■シャトル初飛行 25周年式典
スペースシャトルの初めての飛行から25年を迎えた12日、NASA・アメリカ航空宇宙
局は、初飛行に搭乗したヤング元船長らを招いて記念の式典を開き、これまでの飛行の成果を
たたえました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/04/13/k20060413000086.html テキサス州のジョンソン宇宙センターでは、12日、スペースシャトル「コロンビア」が、
1981年4月12日に初めて打ち上げられてから25年を迎えたことを記念し、初飛行に搭
乗したヤング元船長らを招いて式典が開かれました。
式典で、ヤング元船長は、「初飛行では着陸の際の機体の姿勢がまちがって計算されてい
て、危うくオーバーランしそうだった。われわれは初飛行を通じて多くのことを学んだ」と当
時を振り返りました。また、NASAのグリフィン長官は、「シャトルの初飛行は宇宙開発の
歴史上、最も大胆な挑戦だった。シャトル計画で得たものを次の挑戦につなげていきたい」と
述べ、これまでの成果をたたえました。
スペースシャトルは、これまでに114回飛行し、国際宇宙ステーションの建設ではロシア
や日本とも協力し、国際的な宇宙開発を推進してきました。しかし、この間、2度の事故で乗
組員14人が犠牲となり、最近も燃料タンクの不具合などが解決できず、打ち上げが繰り返し
延期されています。
シャトルは、4年後の2010年に引退させることが決まっており、次世代の宇宙船や、月
や火星を目指すとした次の有人宇宙飛行計画の早期の具体化も、大きな課題になっています。
ソース:NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/04/13/d20060413000086.html