【インドネシア】 労働法改正反対デモでオートバイ部隊が工業団地を襲う　日系企業工場に投石も[060407]

労働法改正反対デモ：オートバイ部隊　工業団地を次々と襲う　日系企業は慎重に対応

　全インドネシア労働組合総連合（ＫＳＰＳＩ、１万２５６社の約５１０万人、ヤコブ・ヌワウェア委員長）
が動員した５日の「労働法改正反対」デモで、数千人の労組員が複数のオートバイ部隊を計画的に組織し、
西ジャワ州カラワンなどで日系企業が入居する工業団地に連続的に押し掛け、就労中の労働者にデモ参加、
会社側に操業停止を強要、日系企業の工場に投石するなど暴力的な行動に出た。インドネシアの労働運動で、
全国組織傘下にある労組集団がオートバイという機動的な手段で各企業の生産現場に押し掛け、デモ参加を
恐喝的に呼び掛けるという行動は前例がない。事態を重視した日本大使館、総領事館は６日、各企業から
情報収集に全力を挙げ、工業団地の管理者を通じ、日系企業に地元警察の応援を得て警備を強化するよう
呼び掛けた。

　オートバイ部隊に襲われたのは、西ジャワ州プルワカルタ県とカラワン県にまたがるコタ・ブキット・
インダ内のインド大成工業団地とベスランド・プルティウィ、西ジャワ州カラワン県のカラワン工業団地
（ＫＩＩＣ）、スルヤ・チプタ工業団地、ミトラ・カラワン工業団地などでいずれもインドネシア経済の
心臓部とも言える日系企業の生産拠点。

　ブカシ警察（ジャカルタ警視庁管轄）、カラワン警察（西ジャワ州警察）によると、５日午後１時ごろ
、ミトラカラワン工業団地に最初のオートバイ部隊が現れ、労組員に「ただちにデモに参加せよ。企業は
操業をやめて労組員に協力せよ」と呼び掛けた。

　その後、部隊はスルヤチプタ工業団地へ移動し、労組員を強制的にデモに動員。日系企業が多数を
占めるカラワン工業団地（ＫＩＩＣ）へと向かった。

■オートバイ部隊2000人

　情報をキャッチしたＫＩＩＣ管理事務所は、ただちにカラワン警察（警察官６４８人）に出動を要請
したが、初動体制は満足の行くものでなく、午後４時ごろ、団地裏手のオートバイ専用道から、最初の
オートバイ部隊が侵入してきた。その数は一時、２０００人に膨れ上がった。
【３パラグラフ省略】

　ＫＩＩＣで今年初めに操業を開始したばかりの、ヤマハ・モーター・マニュファクチャリング・
ウエストジャワ（ＹＭＭＷＪ）社では、２回にわたり、労組集団が敷地内に侵入。シャッターが破壊され、
ガラスが割られるなどの被害に遭った。集団は工場や事務所内にも侵入し、操業を停止せざるを
得なくなったという。

【４パラグラフ省略】

　今回の事態についてジャカルタ・ジャパンクラブ（ＪＪＣ）は、これまでにも国家警察との間で
治安問題に関する協議を行っていることから、引き続き、情報収集や意見交換を行っていくが、
現時点でインドネシア政府に対し、何らかの提案や行動を起こすことは予定していないという。

■微妙な労働法問題

　ジャカルタの日本大使館と総領事館は「オートバイ部隊は日系企業など特定の企業を狙ったのではなく、
労組員にデモ参加を呼び掛けるのが主な狙いだった。労働法問題はインドネシア政府と労組の間で微妙な
駆け引きの段階にある。日系企業は企業としての個別の対応を控え、工業団地の管理者が地元警察と
協力して今後の治安対策をとるよう要望している。今後の動きを慎重に見て行きたい」としている。

（じゃかるた新聞）
　2006年4月7日
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/indonesia/news/20060407org00m030010000c.html

リアル処刑ライダー

オートバイ部隊？
オレと勝負しろよ、いつでも相手になってやるぜ。

南斗のバイク部隊ぢゃ・・・・・とうとう聖帝が・・・・・

ヒーッ！ヒーッ！