幼児性愛者のネットおとり捜査、米政府高官が御用
米メリーランド州、ロックビル──米国土安全保障省のドイル副報道官が4日、
インターネット上で14歳の少女になりすましたおとり捜査官を電子メールで誘惑しようとした容疑で
メリーランド州シルバースプリングの自宅で逮捕され、5日に同州モンゴメリー郡地裁に初めて出廷した。
ドイル被告はフロリダ州ポーク郡当局から、コンピューターを使って未成年者の誘惑を試みたうえ、
未成年者に有害な情報を送信したとして、23件の重罪に問われている。警察当局によると、
被告はネット上で14歳の少女を名乗っていたポーク郡のコンピューター犯罪捜査官と性的な会話をしたうえ、
相手にポルノ映画を送信した。ポーク郡保安官は、被告が既に容疑を認めたとしている。
同省は被告を無給の休職扱いとし、施設立ち入り資格なども停止した。
被告側弁護士によると、ドイル被告は白いTシャツと、同郡拘置所から支給された緑の服を着用して出廷。
傍聴席には家族や友人が来ていた。被告側弁護士はこの日法廷で、
フロリダ州に被告の身柄を引き渡すか検討する審理の日程調整を請求した。
次回の審理は5月4日に予定されているが、これに先立つ措置で審理が不要になる可能性が高い。
被告側弁護士は保釈なしで拘置されているドイル被告と面会して詳細を確認するとともに、
被告がフロリダ州当局に自ら出頭できるよう、被告を最低限の保釈金で釈放するなどの措置を請求するとしている。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200604060012.html フロリダ州への身柄引き渡しが焦点のドイル被告
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