■国連でファッションショー
発展途上国の女性たちが自立してファッション事業を起すのを手助けしようと、3日、地域色豊かな
素材やデザインの衣装を披露するファッションショーがニューヨークの国連本部で開かれました。
このファッションショーは、女性の自立支援に取り組むNGO団体が企画したもので、パナマやブラジル
それにインドやバングラデシュなどあわせて10か国の発展途上国のデザイナーが参加しました。出品
されたのはいずれも、発展途上国の女性の自立を促そうという国連の呼びかけに応じた金融機関などの
支援を受けて、女性たちが自ら起した企業によって製作された衣装で、色鮮やかな刺しゅうや、細かい
レースの飾り、それに地域色豊かな絵柄の染色がほどこされた50点あまりが次々に披露されました。
参加したデザイナーの1人は、「どの衣装にも地元の安く、質の良い素材をふんだんに使いました。その
良さをわかってもらえれば」と話していました。主催した団体は、ファッションの中心地である
ニューヨークでショーを開き、ファッション関係者にも各地域独特の素材やデザインを直接見てもらう
ことで関心が高まり、女性たちの事業のさらなる発展につながればと期待しています。
■ソース
http://www.nhk.or.jp/news/2006/04/04/k20060404000107.html http://www.nhk.or.jp/news/2006/04/04/d20060404000107.html