◇英国民、過半数が「インフレ目標」支持
【ロンドン=共同】英中央銀行のイングランド銀行が20日発表した
世論調査で、同国が導入しているインフレターゲット(目標)を56%が
「(現行の目標は)おおむね正しい」と支持していることが分かった。
英国ではブレア政権下、政府が物価目標を提示して中銀が
その実現のため金利水準などを決定するインフレターゲット政策を
実施しているが、国民にも同政策が浸透していることが
裏付けられたといえそうだ。
日本でも日銀の量的金融緩和解除後の金融政策をめぐり、
デフレを防ぐためインフレターゲットの導入を求める意見が出ている。
調査によると、現在、消費者物価指数(CPI)の年上昇率で2.0%に
設定されている物価目標について「高すぎる」と答えたのは21%、
「低すぎる」が11%だった。
昨年秋から4.5%に据え置かれている政策金利について、個人的な立場では
34%が「利下げ」を望むと回答、「据え置き」は21%で、金利負担の低下を
求める国民の「本音」がにじんだ。「利上げ」を求めたのは18%だった。
ソース(日経新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060320AT2M2000D20032006.html