◇ブレア英首相の支持率、最低の36%に
英国民のブレア首相への支持が低下している。19日付の
英日曜紙サンデー・タイムズによると調査会社ユーガブの
世論調査で支持率は36%に落ち、1994 年に労働党党首に
就任して以来、最低となった。党への献金、融資の見返りに
有力支持者を上院議員に推薦した疑惑への批判が強い。
重要法案を巡って党内左派の造反も相次ぎ、早期退陣を
求める声も高まっている。
調査ではブレア首相の仕事ぶりを「評価する」が
36%に対し「評価しない」は61%だった。
批判の発端は2005年5月の総選挙前に労働党に選挙資金を
融資した有力支持者3人が上院議員に推薦されていたことが
明らかになったこと。ユーガブの調査では56%が「首相は献金、
融資の見返りに恒常的に上院議員への推薦をしていた」との
見方を示した。
労働党はその後、報道された件を含め同党が選挙前に受けた
融資総額が1400万ポンド(約28億7000万円)にのぼると発表した。
(ロンドン=横田一成)
ソース(日経新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060320AT2M2000220032006.html