【トリノ・パラリンピック】チェルノブイリ事故の影響で障害、米ホッケー選手が活躍[060313]

◇チェルノブイリ事故で障害、米ホッケー選手が活躍

【トリノ＝若水浩】間もなく発生から２０年がたつチェルノブイリ原発事故の
影響で、下半身に先天性の障害を負ったとされる旧ソ連（現ウクライナ）生まれの
米国選手が、トリノ・パラリンピックのアイススレッジホッケーで活躍している。

ＦＷのアレックス・サラモネ選手（１８）。１２日夜（現地時間）の日本戦では、
正確なパスでゴールを演出し、米国の初勝利に貢献した。

サラモネ選手は、１９８６年４月の同原発事故から１年２か月後、
同原発のある現在のウクライナで生まれた。生まれつき両足がねじれており、
４歳の時に両方とも切断された。だが、「今こんなにうまく義足が使えるのも、
早くから慣れていたから」と、前向きにとらえている。

リハビリのためモスクワに移り、そこで米国人から養子へ誘われた。スケートに
出会ったのは、６歳で渡ったニューヨーク。２００３年からスレッジホッケーの
米国代表に選ばれ、一昨年の世界選手権では銀メダルのメンバーとなった。
初出場となるパラリンピックの目標は、もちろん金メダルだ。

米国は１２日、日本に３―０と快勝し、２戦目で初勝利を挙げた。
サラモネ選手は正確なラストパスを送り、先制点を含む２アシストを決めた。

高校ではホッケーのほかにレスリングにも打ち込み、大会後には水泳も
習いたいと意欲的。「自分には足がないけれど、やりたいと
思ったことはできている」と屈託がない。

夢は、いつか生まれ故郷を訪れることだ。現在、生みの親がどこにいるのか、
生きているのかどうかさえも分からない。自分の生まれた地に数か月間とどまって、
「そこで何が起こったのか、今、人々はどのような暮らしをしているのか。それを
自分の目で確かめてみたい」。自らの原点を探すため、年内に進学する大学では
母国語を学ぶつもりだ。

ソース（読売新聞）http://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20060313i507.htm

▽アイススレッジホッケー日本戦で、２アシストと活躍した米国のサラモネ選手（右）
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/MM20060313153515295M0.htm
▽チェルノブイリ原発事故
http://www.cher9.to/index.html
http://www.cher9.to/jiko.html
▽チェルノブイリ原子力発電所-wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

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被爆パワー！

チェルノブイリの写真をｺｿｰﾘ撮っていたＣＩＡの元工作員かと思った