■パラリンピック:大日方が2位 「V狙った」と笑み見せず
当地で12日に行われたトリノ冬季パラリンピックのアルペンスキー滑降の女子座位で大日方(おびなた)
邦子選手(33)が2位に入った。最初の種目の好成績で日本選手団主将の責任を果たしたが、「優勝を
狙っていたので」と笑みは見せず、気の強さものぞかせた。
98年長野大会で金、銀、銅のメダル3個を獲得し、02年ソルトレークシティー大会でも銅2個を獲得している
アルペンの第一人者。ベテランだが、「発展途上」を自認し、今季は旗門を次々となぎ倒すよう直線的に斜面を
攻める新技術を取り入れた。アルペン日本代表最年少の新鋭、鈴木猛史選手(17)が一気に世界のトップに
仲間入りしたのを見て、その滑りにならったものだ。謙虚な姿に、94年リレハンメル大会から、チェアスキーの
メカニックとして携わる宮本晃さん(34)は「昔は鼻っ柱が強く、人のアドバイスに耳を傾けなかったのだが…」と
感慨深げに話した。
25歳で初のメダルを獲得した大日方選手だが、最近は年齢とも戦っている。日本代表アルペンの松井貞彦
監督(69)は「体力の限界もあり、今まで通りでは結果が出なくなっているのを本人も感じている」と見る。
3歳の時に交通事故で右脚を切断し、左脚にも障害を負った。17歳の時、義足の修理のため訪れたリハビリ
施設でチェアスキーと出会った。4度目のパラリンピックは長い競技生活で一つの集大成にもなる。NHKで
教育番組制作に携わるかたわら、さらなる高みを目指すベテランは「自分の滑りが出来れば結果はついてくる」
とコースに挑み、好タイムをものにした。
■ソース(Mainichi-MSN)
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/news/20060313k0000m040073000c.html ■関連スレッド
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