◇豪華客船でビジネスマン向け英才教育、16週で240万円
(CNN) 国際化が進むビジネスの最前線にある企業の管理職を対象に、
多国籍企業に要求される社内外での異文化コミュニケーション能力、
実践的な国際ビジネス戦略、マーケティング、国際情勢の読み方などの
講義を船上で16週間、集中的に学び、企業経営に不可欠な洞察力と
知識を身に付けてもらうプロジェクトが複数の大学の協力でこのほど
立ち上げられた。プロジェクトの発起人であるオーストラリア・マクォーリー大学の
トニー・アダムズ教授が6日明らかにした
ギリシャのアテネから8カ国を巡る初航海は2007年1月に予定している。
この「スカラー・シップ」プロジェクトには、同大のほか、中国の北京大学など
5大学が参加。講義内容が各大学の授業内容に準ずるようモニター
することになっている。新しい試みに英米の教育機関も関心を寄せている、という。
授業は大学の学部と大学院レベルのカリキュラムで構成し、国際ビジネス、
持続可能な開発、国際的な渉外、紛争解決法などについて学び、評価をもらう。
さらに現地調査の課題も加味され、国際的な学習環境を通じてビジネス現場で
役立つ感覚を養うことを目指す。
「スカラー・シップ」の運航は、豪華客船ツアーの最大手ロイヤル・カリビアン・クルーズ社が
担当し、アルゼンチン、オーストラリア、インドなど8カ国を巡る。参加費用は授業料、
滞在費込みで1万9950ドル(約240万円)。
ソース(CNN)
http://cnn.co.jp/business/CNN200603080014.html ▽授業はロイヤル・カリビアン・クルーズ保有の豪華客船で
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