イランに小規模なウラン濃縮を認める構想について、イラン政府当局者は7日、「イラン国内での研究開
発が公式に認められれば、一定期間、ロシアで濃縮を行うことは受け入れ可能だ」と述べ、前向きな姿勢
を示した。イラン学生通信が伝えた。
イランは、先月、10基の遠心分離器を稼働させ濃縮活動を再開。一貫して小規模な濃縮継続を主張し
てきた。だが、産業規模の濃縮については、ラリジャニ国家安全保障最高会議書記が5日の記者会見で
「期間など条件が整えば、国外での実施も容認できる」と述べるなど柔軟姿勢も示している。
さらに、イランは2004年11月に英仏独と濃縮関連活動の全面停止で合意した際、研究開発用に遠心
分離器20基を停止対象から除外するよう求め、拒否された経緯もある。イランにとっては、構想実現は、
国内での濃縮実施という目標達成に一歩近づくばかりでなく、事態をこれ以上深刻化させないという点で
「前向きな一歩」(エルハム政府報道官)と言える。
ただ、こうした構想が浮上したこと自体、昨年8月のウラン転換再開、先月の小規模な濃縮開始といった
強硬姿勢が結果的に奏功したと受け止められる可能性が高く、地元記者は「使用できる遠心分離器の数
の増加や、ロシアでの濃縮実施期間の短縮を強く迫る可能性もある」と指摘した。
(2006年3月7日21時35分 読売新聞)
ソース:読売ONLINE
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060307id22.htm】
関連スレ:【イラン核問題】小規模ウラン濃縮容認案が浮上[06/03/07]
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