リベリアのエレン・ジョンソン=サーリーフ大統領はナイジェリアの首都アブジャで
ナイジェリアの大統領オルシェグン・オバサンジョと会談した、サーリーフ大統領は初の
ナイジェリア訪問。
ナイジェリアのスポークスウーマンは、会談の主な内容はリベリアの前大統領チャールズ・
テイラー氏の処遇ではなく投資について行われたと発表した。
ナイジェリア国内で亡命生活を過ごしているテイラー氏はシエラレオネ国際法廷から
戦争犯罪で訴えられている。ナイジェリア政府はリベリアの正統な政府が求めるなら
身柄を引き渡すとし、会談後もオバサンジョ氏のスポークスウーマンは「テイラー氏の
帰国はリベリア政府の思いのまま」と公式の立場を崩していない。またサーリーフ大統領は
テイラー氏の帰国が議題の二の次だと語った。
テイラー氏は2003年のシエラレオネ内戦で悪名高いRUFを支援していたが、反政府勢力が
首都モンロビアに迫った時、ナイジェリアに亡命した。彼の亡命はアフリカと西側大国の
取引の結果と言われ、亡命の詳細は公にされていない。
だがBBC特派員は、ナイジェリア政府は西側政府との約束を守り、起訴されているものの、
快適な生活を続けているテイラー氏を引き渡す事は無いと見ている。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/4775012.stm