◇サッカー:親善試合で伊に大敗の独代表、国内で批判高まる
【ドルトムント(ドイツ)小坂大】サッカーのワールドカップ(W杯、6月9日開幕)の
開催国・ドイツが、1日の親善試合でイタリアに1−4と大敗したことで、国内は、
クリンスマン監督率いる代表への批判が高まっている。ドイツサッカー協会(DFB)の
ベルナー・ハックマン副会長は6日、毎日新聞の取材に「クリンスマン監督を信頼している」
と語ったが、熱狂的なファンの不安は簡単に収まりそうにない。
1日にアウエーであったイタリア戦で、ドイツは守備陣に、いいところがなく完敗した。
従来の守備重視から攻撃サッカーへと転換するイタリアの試みにはまった形。
ドイツ各紙は連日、若い守備陣をドイツ名産の白アスパラガスにたとえて
「立っているだけ」と評したり、「クリンスマン監督は国会で証人喚問されだろう」などと書き、
試合後も批判の手を緩めようとしない。試合後、クリンスマン監督が自宅のある
米国ロサンゼルスに戻ってしまったことも、火に油を注いでいる。
主将のバラック(バイエルン・ミュンヘン)は「一歩、後退した」と悲観的だったが、クリンスマン監督は
「今の代表は若くて才能があるが、経験が足りない。イタリアにいい教訓をもらった」と前向きだ。
ハックマン副会長は「確かに期待にはそぐわない結果だったが、我々は楽観している。
次はいい結果が期待できる」と監督を支持する。
注目されるのは、ホームで行う22日の米国戦。さらに、5月30日に
レバークーゼンである日本戦も、双方にとって重要な試合となりそうだ。
ソース(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/soccer/news/20060307k0000e050025000c.html