【パキスタン】ムシャラフ大統領、アフガン大統領を批判　情報活動で[060306]

◇パキスタン大統領、アフガン大統領を批判　情報活動で

パキスタン、ラワルピンディ（ＣＮＮ）　パキスタンのムシャラフ大統領は５日、
ＣＮＮの番組「レイト・エディション」で隣国アフガニスタンの情報活動に
疑問を投げかけ、カルザイ大統領を厳しく批判した。

パキスタンとアフガニスタンは米国のテロ対策で重要な同盟国と
位置付けられているが、ムシャラフ大統領によると、カルザイ大統領との
関係はここ１─２カ月で冷え込んでいる。

ＡＰ通信は先日、カルザイ大統領がパキスタンの情報当局に、
イスラム原理主義組織タリバンの最高指導者オマル師らが
パキスタン国内に潜伏している可能性を指摘したと伝えた。
アフガン当局は、両国の国境地帯にあるとみられるテロリスト
訓練キャンプの位置情報も提供したとされる。

ただ、ムシャラフ大統領がＣＮＮに語ったところによると、アフガン側から
提供された情報の３分の２は古く、記載されていた電話番号は既に
使われていなかった。パキスタンが情報を共有している米中央情報局（ＣＩＡ）も、
このことに気づいているという。

ムシャラフ大統領はまた、パキスタンへの情報提供を米大統領の
アフガン訪問まで引き延ばしたとして、カルザイ大統領を厳しく批判。
「アフガニスタンの情報当局にはひどく失望した。わが国を意図的に
陥れようとする複数の（アフガン）当局者の動きがあったと感じている。
カルザイ大統領は自国で何が起きているか全く気づいていない」と述べた。

ムシャラフ大統領はさらに、カルザイ大統領がパキスタンへの情報提供について
報道機関に語ったことへの不快感を表明。「こうした機密情報を報道機関に
明らかにする必要はないにもかかわらず、カルザイ大統領や政府はそのようにした。
だからわたしは厳しく対応している」と述べた。ムシャラフ大統領は
アフガン国防当局や情報当局の内部にパキスタンへの悪意があるとの
認識にあり、カルザイ大統領にも伝えたという。

ソース（CNN）http://cnn.co.jp/world/CNN200603060007.html

▽パキスタン
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/pakistan/index.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/pakistan/data.html
▽アフガニスタン
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/afghanistan/index.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/afghanistan/data.html

ムシャラフしてやった。今は反省している