◇米ボルトン国連大使が提案した時間厳守案、早くも消え去る
[国際連合 2日 ロイター] ジョン・ボルトン米国連大使が先月、
会議の時間厳守を各国に訴えたが、輪番制によりアルゼンチンが
議長となった木曜日、その主張も消え去ることとなった。
先月議長を務めたジョン・ボルトン米国連大使は、会議進行の
改革が目的だとした上で、たとえ空席があったとしても時間通りに
会議を始める強攻策に打って出た。
しかしアルゼンチンのセザール・マヨラール大使は、「3月には
別問題となることは明らかだ」と発言した上で、「各国大使が
時間通りに会議に出席するかどうかは、大使自身が決めることだ」
と話した。
午前の報告会議についてマヨラール大使は「(時間通りに出席することは)
不可能だ。連日報告しなければならないようなことはないからだ」とコメントした。
「もし何らかの特別な報告を求められれば、もちろん私は要請にできる限り
対応するつもりだ。欠席する理由は、単に仕事が多すぎるからだ」とマヨラール大使。
一部大使は2月に、他に優先すべき仕事が多すぎて、
毎日のように会議に出席できないと苦情を述べていた。
ボルトン氏は米国の国連改革運動について、「固定されたもの」
に対抗している「不可抗力」だと表現している。
昨年8月、米ブッシュ大統領は上院を無視し、
ボルトン氏を大使として国連に送り込んだ。
ソース(excite ロイター)
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081141439869.html