【イラク】バグダッドのモスク27カ所襲撃、スンニ派聖職者など死亡[060223]

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1夏まっさかりφ ★

◇バグダッドのモスク27カ所襲撃、スンニ派聖職者など死亡

バグダッド(CNN) イラク南部サマーラ市内のイスラム教シーア派聖地「アスカリ廟(びょう)」
が22日朝に爆破された事件を受けて、首都バグダッド市内にある27カ所のモスクが襲撃され、
イスラム教スンニ派の聖職者3人などが死亡した。

モスク3カ所は焼き討ちされ、聖職者3人と警備員3人が死亡、聖職者1人が拉致された。
警察当局によると、バグダッド市内のモスク全ての警備体制が強化され、イラク治安部隊が
全国に厳戒態勢を敷いた。

スンニ派イラク・イスラム党は一連の暴力沙汰を非難するとともに、シーア派が南部ディワニヤで
複数のスンニ派モスクを襲撃し、信者を拘束したと主張。同党のバグダッド事務所が何者かに
襲撃され、スタッフを退去させた後に放火する事件も発生した。

また、複数のバグダッド市民によると、シーア派の対米強硬派指導者サドル師支持派の
民兵組織が戸別訪問し、住民にサマーラでのモスク爆破に関与していないと宣誓させていたという。

ルバイエ国家安全保障顧問によると、モスク爆破による負傷者は今のところ報告されておらず、
当局はこれまでにイラク警官隊の制服を着た10人を逮捕した。アルカイダによる犯行の特徴が
みられることから、外国人武装勢力が事件に関与している可能性は高いとみられる。
ルバイエ顧問は世界のイスラム教徒に、こうした「テロ行為」への抗議を呼びかけた。

イラク移行政府と米国の指導者らは、派閥対立激化への懸念で一致している。イラク新政府の
首相候補であるジャファリ移行政府首相はとタラバニ大統領は、モスク爆破は派閥間の武力抗争を
煽る動きだとの認識を表明。ジャファリ首相はテレビ演説で国内全政党に事件を非難するよう
呼びかけ、タラバニ同国大統領は3日間を服喪期間に定めた。また、シーア派最高権威シスタニ師は、
服喪を1週間とするべきだと語った。

ブッシュ米大統領もモスクを爆破した「テロリスト」を非難するとともに、モスク再建支援を約束。
ただ、米国務省のエレリ報道官は、内戦の危機があるとの見方は誇張だとの認識を示した。

こうしたなか、南部バスラでは、刑務所に収容されていた12人が、イラク移行政府職員の身分証明書を
携帯していた武装グループに拉致された。午前零時頃に10人の遺体が発見され、病院関係者らは
拉致された12人の一部の可能性があるとして身元確認を急いでいる。12人にはイラク人のほか、
エジプト人やチュニジア人、リビア人、トルコ人、サウジアラビア人が含まれている。

バスラでは、CNN取材班の1人が暴動に巻き込まれた。バグダッド市内サドルシティーでも、
アスカリ廟破壊への抗議デモを取材していたCNN取材班のイラク人3人が暴行を受け、
一時拉致された後に解放された。

ソース(CNN)http://www.cnn.co.jp/world/CNN200602230003.html
別ソース(朝日新聞)http://www.asahi.com/international/update/0223/006.html

関連スレ
【イラク】シーア派著名モスクのドームが爆発物で破壊される[02/22]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1140602680/

関連スレ(イラク)
【イラク】武装グループが農民11人を銃殺〜バグダッド近郊、シーア派の町バラドの農場(2/14)
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1139932359/
【イラク】内務省の「特殊部隊」か シーア派警官22人を拘束[060217]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1140157242/
他多数
2七つの海の名無しさん:2006/02/23(木) 12:12:32 ID:6CfkI6lx
たまには2でも取るか
3七つの海の名無しさん:2006/02/24(金) 00:07:59 ID:TC/RBUYT

聖廟爆破、スンニ派への報復拡大…120人以上射殺
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060223-00000117-yom-int
4七つの海の名無しさん:2006/02/24(金) 00:35:19 ID:FJ/789ic
僕はクンニ派です^^
5七つの海の名無しさん:2006/02/24(金) 00:40:20 ID:bKp3amsL
おい、すごいぞ
小泉首相がさっそくメッセージを送ってるよ
 http://www3.nhk.or.jp/news/2006/02/24/d20060223000174.html
6ホッシュジエンの国内ニュース解説
 昨年末の議会選挙によって、米軍占領下の「暫定政権」の期間が終わり、イラクは
アメリカから完全に独立した政府を持てる時期に入っている。これには形式上だけだ
という批判もあるが、実際のイラク政界の動きを見ると、シーア派最大派閥となった
サドル師が、敵だったはずのスンニ派に接近し、両派で「反米・イスラム主義」の統一
イラク政府を作ろうと画策しており、アメリカの意図に沿わない政治の流れが始まっている。

 これは、アメリカの中枢で、イラクを傀儡化しておきたいと思っている勢力にとっては、
非常に都合が悪い。できる限り、イラクのスンニ派とシーア派を敵対させておきたい、と彼らは
考えているはずである。サマラのモスク爆破は、まさにそんな状況下で起きている。あの爆発が
誘発したものは、スンニとシーアの殺し合いであり、これはサドルが画策しているイラク内部の結束の
動きを阻止する一方、アメリカの中枢にいる人々にとって好都合となっている。

爆破後、現場を視察したイラクの建設大臣(Jassem Mohammed Jaafar)は「大黒柱に爆弾用の穴を
開ける作業には、1本あたり4時間はかかる」「作業には全部で12時間はかかるはず」「爆破によって
ドームが確実に崩れ落ちるよう、爆弾を仕掛ける方向を工夫してあり、軍事のプロの仕業である」と
述べている。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 彡ミ    ___  __    と、まあ普通に報道されている状況とイラクの実情は大きく
  |ヽ  /|  ,,,,,,,,l /  / 違っているようで、一方日本では出来るだけイスラム圏に国際世論の
  |ヽ   | | ミ ・д・ミ/_/旦~~ 同情が向かないよう、「アラブ人はテロリスト」の大合唱という訳だ。
  ⊥   |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
  凵    `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l 「ムハンマド報道」ですね。情報工作そのものの報道ぶりです。(・A・ )

06.3.4 田中宇の国際ニュース解説「イラク・モスク爆破の深層」
http://tanakanews.com/g0303iraq.htm
06.3.4 NHK「シーア派地区で19人射殺」
http://www.nhk.or.jp/news/2006/03/04/k20060304000027.html
06.3.4 NHK「米大統領 パキスタンを訪問」
http://www.nhk.or.jp/news/2006/03/04/k20060304000031.html