◇家賃が払えず車で生活する外国人労働者たち ドバイ
[ドバイ 6日 ロイター] アラブ首長国連邦では家賃が急上昇しており、
アジア諸国からの出稼ぎ労働者の一部は車で暮らすことを余儀なくされているそうだ。
地元新聞ガルフ・ニュースは、経済的な理由から車に住んでいる
ドバイの未婚アジア系男性たちを紹介した。
セールス業に従事するサブハシュ・ドラキアさんは言う。「はじめのうちは車で眠るのは
少々変な感じでしたが、もう慣れました。5週間ほどこういう風に暮らしています」
石油が牽引する不動産ブームの影響で、アラブ首長国連邦の賃貸料は
毎年50%も上昇している。ワンベッドルームのアパートの家賃は、平均で
年間5万6千ディルハム(およそ180万円)。教育費、食費、公共料金、
娯楽費なども著しく上昇している一方で、給与は2005年8月までの
一年で平均6.5%しか上昇していない。
車で生活する男性たちは、50〜70ディルハム(1600〜2300円)を
支払ってバスルームとアイロン台と収納スペースを借りている。
インド人秘書のディリップ・センさんは言う。「朝5時には起きて
家の設備を使います。それから近くのカフェで朝食をとります」
彼らは警察の見回りを避け、二度と同じ地域には駐車しないという。
主にアジア亜大陸からやってくる外国人労働者たちは、アラブ首長国連邦の
4百万人の人口のおよそ85%を占めているという。
ソース(excite ロイター)
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081139297046.html ▽アラブ首長国連邦
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/uae/index.html http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/uae/data.html