メキシコ国境に大規模トンネル マリフアナ2トン発見
ワシントン(CNN) 米当局によると、カリフォルニア州のメキシコ国境付近で、
麻薬密輸組織のものとみられる大規模な地下トンネルが見つかった。
内部からはこん包されたマリフアナ約2トンが発見されている。
トンネルは25日夜、麻薬取締局(DEA)と移民関税局(ICE)のチームが発見した。
当局者らによると、メキシコのティフアナからカリフォルニア州オタイメサまで、
高さ約1.5メートル、幅1メートルほどのコンクリート製通路がつながっている。
全長約1150メートルと前例のない規模で、照明や電気、換気、排水ポンプなどの
設備も整っている。両端はそれぞれ、地上の倉庫に通じているとみられる。
同州やアリゾナ州では近年、20カ所以上でトンネルが見つかっている。
トンネルを使った麻薬取引は、01年の同時多発テロ以来急増してきた。
地上の国境警備が強化されたためにトンネルを使う組織が増えているとみられ、
ICEは専任のチームを設けて目を光らせている。
http://cnn.co.jp/usa/CNN200601270010.html