◇加入者急増するロシアの携帯電話市場、普及率は86%に
ロシアのコンサルティング会社Advanced Communications&Media(AC&M)は、
2005年12月度および2005年度通年のロシアおよびウクライナの携帯電話に
関する調査レポートを発表した。2005年末時点で、ロシアの携帯電話普及率は
先進国並みの86.6%となり、2004年末時の35.4%から倍以上の伸びを見せた。
AC&Mは毎月、ロシア全土、同国首都のモスクワ、および第2の都市である
サンクトペテルブルグにおいて、有効 SIMカード数を調査している。最新の調査によると、
ロシア全体の有効SIMカード数は1億2,576万。2005年11月時の1億1,954万から 6
22万増えた。また、2004 年12月は5,140万だったことから、1年間で倍以上増えたことになる。
多くはモスクワとサンクトペテルブルグの都市部に集中しており、モスクワが
2,284万(2005年11月は2,230万)、サンクトペテルブルグは750万人(同727万)。
普及率は86.6%となり、前月の82.3%から4.3ポイント増となった。なお、2004年12月末時の
普及率は35.4%だったことから、この 1年の間に急増したことがわかる(同社は、2002年に
政府が発表した人口統計値に基づき普及率を計算しており、2002年時のロシアの人口は、
約1億 4,500万人。モスクワは1,700万人、サンクトペテルブルグは630万人となっている)。
また、2005年12月末時の両都市の人口100人当たりのSIMカード数は、
モスクワが135、サンクトペテルブルグが118となるなど、都市部には1人で
複数の契約をするユーザーもいるようだ。このように、両都市の普及率が
100%以上であるのに対し、両都市を除いた地域の普及率は78.3%となっている。
ロシアの携帯電話方式はGSM方式が主流で、Mobile TeleSystems(MTS)、
Vimpelcom、MegaFonなどの携帯電話事業者が存在し、契約数でみると、
最大手はMTSで契約数約 6,033万人、次いでVimpelcomの約4,541万人となっている。
トップのMTSは、NTTドコモの「iモード」を同国で提供している携帯電話事業者でもある。
このように、ここ数年間急速に拡大してきたロシアの携帯電話市場だが、
AC&Mでは普及率が8割と成熟レベルに達したことから、2005年を機に
今後は落ち着きを見せると予想している。
なお、ロシアの南西部と国境を接するウクライナは2005年、ほぼ前年比倍増の伸びで、
加入者(有効SIMカード数)が3,040万、普及率63.8%となった。
ソース(goo PCWEB)
http://news.goo.ne.jp/news/mycom/it/20060124/20060124-03-mycom.html 関連スレ(携帯)
インドの携帯電話の加入者数、昨年1年間で約58%増加[06/01/08]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1136798640/ (ロシア)
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http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1138014602/ (他多数)