政情不安が続くアフリカ中部のコンゴ(旧ザイール)からの報道によると、同国北東部の
国境付近で23日、国連コンゴ監視団(MONUC)の部隊がウガンダ反政府ゲリラと交戦し、
MONUC部隊のグアテマラ兵8人が死亡、14人が負傷した。
MONUCは現在、1万5000人前後で、国連平和維持活動として世界最大規模。昨年
2月にも同国北東部で、バングラデシュ兵9人が武装勢力の襲撃を受けて殺害された。
グアテマラ軍特殊部隊の兵士約80人は過去10日間、北東部のガランバ国立公園内で
偵察任務を実施していたという。
コンゴでは1998年から内戦が続き、300万人以上が死亡。2003年7月に暫定政府が
発足、和平プロセスが動きだしたが、地下資源に恵まれる東部地域は不安定な治安状況
が続いている。
http://www.sankei.co.jp/news/060123/kok096.htm