「国立公園」内のコカイン栽培根絶へ、コロンビア
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コカインの生産大国として知られる南米コロンビアの治安当局は18日、
「国立公園」内にも広がるコカイン栽培地を根絶する初めての作戦を近く開始する、と発表した。
同国には51カ所に国立公園があるが、うち13カ所で栽培が確認されている。
作戦は最初、首都ボゴタの南方約250キロにあるマカレナ公園内で実施する。
警官約930人を動員、広さ約1万1,000エーカー(約44.5平方キロ)で、
シャベルや素手で栽培地を一掃する。
作戦地域は、左派系の反政府ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)の支配地域となっており、
約3カ月間続く作戦中、軍も出動、側面支援する。FARCはコカイン密輸を活動資金にしており、
軍と衝突する可能性も高い。現場には多数の地雷も敷設されているという。
コロンビアのコカイン栽培地の広さは約20万エーカーとされ、約三分のニが国立公園内に位置する。
ウリベ大統領は、コカイン撲滅を重要政策にしており、
最大の密輸国となっている米国も多額の資金援助で支援している。
衛星画像の分析によると、コロンビアのコカイン栽培地は2000年以降、半分程度に減っているという。
★ ソースは、CNN [米国] とか。
http://cnn.co.jp/business/CNN200601190028.html