イラン外務省は8日、
国際原子力機関(IAEA)による核研究施設の封印を一部解除する準備を進めていると発表した。
これにより、西側諸国が強く反発している同国の核燃料研究は2年ぶりに再開されることとなる。
イランがIAEAの封印を解除するのは、5カ月ぶり。
欧州連合(EU)や米国の担当官らは、
イランのこのような動きは同国の核問題の解決を模索する外交努力を台無しにするものであり、
問題が国連安保理へ付託される可能性が強まるとけん制している。
イラン外務省の報道官は記者会見で「われわれは封印を解除し、
明日からの研究開始の準備が整ったことを発表する」と述べた。
核燃料研究と開発の再開は、未完成であるナタンズの施設での実際のウラン濃縮作業を除き、
イランの全ての核プログラムが再開することを意味する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060108-00000120-reu-int