【天然ガス問題】ルーマニアに飛び火 割高価格、ロシアへ不満表明[060106]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1パキュンパキュンパキュンφφ ★

「天然ガス問題 ルーマニアに飛び火 割高価格、露へ不満表明」

ロシアとウクライナが四日に天然ガス価格の値上げで合意し、供給契約を締結したことから、
両国の対立は当面収束に向かったが、今度は、東欧のルーマニアが、ロシアからの天然ガス
価格に“物言い”をつけていることがわかった。今回、ロシアがウクライナ向けガス供給を
一方的に停止したことで先鋭化した「天然ガス戦争」は、欧州各国を巻き込んで、今後も
くすぶり続けるものとみられる。 

ロシアのラジオ放送エホ・モスクブイは五日、ルーマニア政府が、ロシアに対し、なぜ隣国の
ウクライナやブルガリアより割高の価格で、ロシア産の天然ガスを購入しなければならないのか、
公式の説明を求めたと伝えた。

同放送によると、ロシアとルーマニアは先に行われたガス価格交渉で、二〇一三年まで
千立方メートル当たり二百五十ドル(約二万九千円)とする内容の契約に調印できなかった。
このため、ルーマニアは今年第一四半期から同二百七十ドルの価格を支払うことになり、
それ以降はさらに十五ドルを余計に支払うことになる。今年から実質的に同九十五ドルで
ガスを購入することになるウクライナとあまりに格差があり過ぎるというわけだ。

今回の「天然ガス戦争」をきっかけに、これまで水面下で行われていた交渉の経緯や契約の
具体的内容が表に出てきたことで、ロシアからガス供給を受ける欧州諸国では今後、国によって
異なる価格をめぐる問題がクローズアップされることは避けられない。

ロシアからは、欧州向け天然ガス輸送用のパイプラインとして、今回問題となった南部の
ウクライナ経由と、中部のベラルーシ経由の二つのルートがある。これに加え、バルト海
海底を通り、ドイツに直接つながる北欧ガスパイプライン建設にも着工しており、二〇一〇年に
この第三のルートが完成すると、欧州へのガス供給量は飛躍的に増え、欧州の対露エネルギー
依存も高まる。

しかし、問題は「ロシアが天然ガスや石油といったエネルギー資源を政治的な圧力に使おうと
している」(米国務省)ことにある。北欧ルートがバルト海海底を通るのも、反ロシア感情が
強いバルト諸国やポーランドを経由させたくないとのロシアのプーチン政権の政治的な意図が
濃厚に反映されたためだ。同パイプライン建設をめぐっては、バルト諸国やポーランドが
「欧州の政治的な分断をもたらす危険がある」と警鐘を鳴らす。

ウクライナでも「ロシアは今後も、天然ガスを含むあらゆる手段でウクライナの欧州傾倒を
阻止するための措置をとってくる」との見方が有力になっている。

引用元:産経新聞 http://www.sankei.co.jp/ (平成18(2006)年1月6日[金]朝刊)
http://www.sankei.co.jp/news/morning/06int001.htm

関連スレ:
【ガス対立】天然ガス価格、実質95ドル ロシアとウクライナが合意[060104]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1136384477/
【モルドバ】 ロシアがガス供給停止 価格倍増を要求 [06/01/03]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1136292884/
ほか多数。
2http://music5.2ch.net/test/read.cgi/musicjf/1136494802/1:2006/01/06(金) 12:47:25 ID:S36SvRTB
3七つの海の名無しさん:2006/01/06(金) 12:51:46 ID:6F9fIpxc
ロシアン・ブーイング
4七つの海の名無しさん:2006/01/06(金) 13:25:18 ID:95RrSu8R
ロシアのやり方を日本は良く見とけよ
5´◇`)< ◆YAUCHInowA :2006/01/06(金) 22:31:28 ID:tX7g5whX
ブルガリアにも飛び火。
わからなくもないけど、これが資源を持つ国の強さなのかな。


ルーマニアとブルガリア、天然ガス価格でロシアに抗議
---
ルーマニア、ブルガリア両国政府がロシア産天然ガスの自国向け価格について
「4日に決着したウクライナ向けと比べて不当に高い」と断定、ロシアに抗議を始めた。
両国とも2007年の欧州連合(EU)加盟に向けて準備を加速していることをにらみ、
ロシアがかつての「衛星国向け優遇措置」を撤廃していることが背景にある。

ルーマニアの対ロシア不信の背景には、
昨年11月にルーマニア向けガスをロシアから購入する中間業者が従来契約を破棄し、
ロシア側と料金を値上げした新契約を結んだことがある。

ドイツ系とスイス系の2業者は2013年まで1000立方メートル当たり250ドルで
購入できた契約の代わりに270―285ドルの30年契約を締結。
西欧向けの約250ドルと比べても新料金は1割高く設定された。

ルーマニアのシェレシュ経済相は4日、
「なぜウクライナがルーマニアより大幅に低い(実質95ドルの)価格でロシア産ガスを
購入できるのか理由を明らかにする必要がある」と不快感を表明した。

★ ソースは、日本経済新聞 [日本] とか。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060106AT2M0502S06012006.html
6七つの海の名無しさん
ウクライナとベラルーシには250ドルで販売できねーよ。国家破産すっから。この騒動が大きくなると一番困るのは叩かれてるロシアではなくウクライナとベラルーシ。ウクライナのスポークスマンと化したアメリカがしゃしゃり出てきて一悶着あるかもね。