ガザ北部に砲撃、「緩衝地帯」狙う、イスラエル軍
2005.12.29 Web posted at: 16:41 JST- CNN
エルサレム(CNN) イスラエル軍は28日、パレスチナ自治区ガザ北部でイスラエル領内
へのロケット弾発射が行われている地区を掃討するため同日夜、砲撃を開始した、と述べた。
ガザ北部に「緩衝地帯」を設置することを狙っている。
ガザ住民が、対象地域に立ち入らないよう事前警告を行ったとしている。居住者がいない地
域としている。イスラエル軍は、ガザ地区でテロ活動を取り締まらないパレスチナ自治政府に
代わり、作戦を実行していると主張した。
砲撃を続ける期間は不明。この後、対象地域でテロ活動を根絶するため、空爆や地上作戦を
強化すると言明した。過去4週間にわたり、200発以上のロケット弾「カッサム」がイスラ
エル内へ撃ち込まれたとしている。
イスラエル・ラジオによると、パレスチナ強硬派組織「イスラム聖戦」は、今年2月の停戦
合意を順守するため、自治政府のアッバス議長が求めたロケット弾攻撃の中止を拒否した。聖
戦は、イスラエルが合意を破っていると主張している。
イスラエルは今年8月、ガザから移植者や軍部隊を撤収させているが、ここ数カ月間、パレ
スチナ勢力によるロケット弾攻撃が加速している。イスラエルはこれに対し、空爆で対抗して
いる。
出典:CNN.co.jp
http://cnn.co.jp/world/CNN200512290015.html