シアトル――米運輸安全委員会(NTSB)は28日、ワシントン州シアトルの国際空港を
離陸したアラスカ航空の旅客機(乗員乗客145人)が26日、飛行中に客室内の気圧低下の
異変を受け、シアトルに急きょ引き返し、緊急着陸した、と述べた。負傷者はいなかった。
離陸から約20分後、高度7800メートルを飛行中のアクシデント。NTSBの調べによると、
機内に預託荷物を運び入れる際、作業車両が機体と接触し、胴体部分が破損、空中で
亀裂に発展したのが原因らしい。飛行中、大きな騒音が起きた、との乗客の証言もある。
穴は長さ30センチほどになっていたという。作業車両の担当者は機体との接触を報告していな
かった。預託荷物の処理は外部の業者に委託しているが、この会社は今年5月、経費削減で
社員ら500人をレイオフしていた。
アラスカ航空は米9位で、西海岸に主要な路線網を持っている。
2005.12.29 Web posted at: 16:24 JST- CNN/AP
ソース
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200512290013.html