パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハは28日、来月下旬に実施されるパレスチナ評議会(国会に相当)選挙へ向け、
候補者名簿の一本化にこぎつけ、新名簿を選挙管理委員会に提出した。
ファタハは、新旧世代間の対立から、別々に候補者名簿を選管に提出していたが、分裂選挙では、
躍進が予想されるイスラム原理主義組織「ハマス」の前に勝ち目がないと新旧両世代グループが判断し、歩み寄ったもの。
新名簿の詳細は不明だが、比例代表枠では、若手指導者バルグーティ氏(イスラエルで服役中)
を始めとする「新世代」を中心に人選が行われたとみられる。
ただ、候補者選考の過程で露呈した世代間の亀裂の深刻化によるイメージダウンは避けられず、
選挙結果にも少なからぬ影響を与えそうだ。
これに先立ち、ガザ地区では同日、新名簿からの「旧世代」候補の排除などを求めるファタハ系の武装組織
「アルアクサ殉教者旅団」の活動家数十人が選管を襲撃、自治政府治安部隊と銃撃戦となり、選管が一時閉鎖される騒ぎがあった。
読売新聞社:2005年12月28日
http://newsflash.nifty.com/news/ta/ta__yomiuri_20051228i416.htm 関連
【パレスチナ】 分裂ファタハがリスト統一で合意 ハマス躍進に危機感 [05/12/24]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1135397851/