15日の国民議会選を控えたイラクでは14日、投票所付近への攻撃が相次いだ1月の暫定国民議会選時と異なり、
国民は「比較的平穏なムード」(バグダッド市民)で投票日を迎えようとしている。
本紙通信員によると、14日のバグダッド中心部は自爆テロ防止を目的とした車両交通の全面禁止措置により
、私服警官の姿以外、人の動きはほとんど見られない。
今回は、暫定国民議会選をボイコットしたイスラム教スンニ派の参加により、同派の武装勢力が攻撃を控える方針を表明。
「イラク・イスラム軍」は13日、インターネット上で投票所への攻撃回避を求めたほか、旧フセイン政権下の情報機関元幹部によると、
複数の主要なイラク人武装集団が最近、アブムサブ・ザルカウィ容疑者率いる勢力など外国勢にも停戦を要求したという。
同容疑者の12日の声明は、今回の選挙を「悪魔の計画」と非難しつつ、攻撃扇動は控えている。
だが、政治プロセスの区切りとなる今回の選挙は、武装勢力にとっても、妨害工作の最後の機会と言える。
このため、14日からは、イラク治安部隊は国境と空港を完全閉鎖するなど高度の警戒態勢に入った。
また、一部のスンニ派地域では、シーア派主体の国軍が治安作戦を展開、住民から反発が強まっている。
[読売新聞社:2005年12月15日 01時26分]
http://newsflash.nifty.com/news/ta/ta__yomiuri_20051214i215.htm
>>2 武装勢力側が自制してるからな。何でもイラク人抵抗勢力が、ザルカーウィ
派に「投票所は攻撃するな」と頼んだらしい。また一部の投票所では、地元武装
勢力が「イスラム過激派から人びとを守る」と住民を警護してたそうだ。