欧州連合(EU)議長国の英国は5日、2007-2013年の中期財政計画の予算案を発表した。
英国が1984年から特権的に得てきた「還付金」については、7年間で総額80億ユーロ(約1
兆800億円)の削減に初めて応じる姿勢を示した。英国は今回の譲歩を足がかりに、予算交
渉の年内合意を目指す。
予算案は、7年間で総額約8470億ユーロ(約114兆3450億円)。緊縮財政を目指し、欧州委
員会の当初提案から計247億ユーロ削減した。英国が放出する還付金は中・東欧など新規
加盟国への補助金に回す。ただ、補助金は全体として1割削減され、欧州委員会や新規加
盟国は「拡大EUにふさわしくない」と強い不満を表明している。
ストロー英外相は5日の会見で、「英国はEUの拡大について、相応の負担に応じる責任が
ある」と、還付金の削減理由を述べた。 【ロンドン=飯塚恵子】
(2005年12月6日23時59分 読売新聞)
ソース:読売ONLINE
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051206i516.htm】