【カザフスタン】任期満了に伴う大統領選 現職優位か 民主化めぐり欧米露中が綱引き[12/05]

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■カザフ大統領選投票 民主化の行方焦点

豊富な資源、経済好況/欧米諸国高い関心
【アスタナ(カザフスタン)=内藤泰朗】旧ソ連を構成した中央アジアの大国カザフスタンで四日、
大統領選挙の投票が行われた。同国は中国やロシアと接する石油大国で、欧米諸国は「戦略
的に重要な新拠点」と位置づけ、高い関心を寄せる。豊富な石油で地域経済の牽引(けんいん)
役となるカザフが、民主的な選挙を行い、政治的にも地域の指導者となれるかどうかが焦点と
なっている。

世界で九番目に大きな領土を有するカザフはソ連崩壊後、カスピ海沿岸で見つかった新油田や
天然ガス田など、豊富な地下資源の恩恵をこうむり急速な経済発展を遂げた。八年前に南部の
アルマトイから遷都してきた北部の新首都アスタナは、建築ラッシュに沸いている。

そんな中央アジアの新興国に、特に強い関心を示すのが米国だ。ライス米国務長官が十月中旬、
カザフを訪問し、民主主義の重要性を強調したのに続き、米国務省高官が十一月末、カザフが
自由で公正な選挙を行い、「地域全体の民主化の牽引役になることを願う」と強調した。

カザフは、エネルギー不足に悩む中国と、エネルギー大国ロシアに挟まれ、欧米が力を注ぐ石油
開発拠点のアゼルバイジャンや、核開発の野望を捨てないイランにもカスピ海を隔てて臨み、
地政学的にも重要な地域となっている。米国は、ウズベキスタンのハナバード基地からの米軍
撤退後、この地域をにらむ最重要戦略拠点として、ウズベクのライバルで、資源大国のカザフを
選んだ。だが同時に、ある程度、民主化を進めてもらわないことには、関係の強化も、地域の
指導者としての認知も難しいと、シグナルを送り続けている。

一方、ロシアは「米国が、中央アジアでロシアや中国の影響力をそぐことをもくろんでいる」(ロシアの
有力日刊紙、独立新聞)とみて、警戒の姿勢を示す。

欧米やロシア、中国の利害がぶつかり合うカザフへの国際的な関心の大きさは今回、欧米やロシア
など各国が千百人もの選挙監視団を送り込んでいることにも表れた。

六年ぶりの大統領選挙には、五人が立候補しているが、石油増産による経済の好況と政治の安定を
背景に、現職のヌルスルタン・ナザルバエフ大統領(65)が圧倒的に優勢な状況にある。

野党勢力は、大規模な汚職や言論の弾圧が行われており、「自由で公正な選挙とはいえない」と
政権を批判。民主主義を提唱しながら、現政権の権威主義体制を是認する欧米諸国の「二重基準」も
非難した。選挙結果は五日朝にも判明するが、野党側は、キルギスやグルジアなど旧ソ連圏で起きた
政権転覆の「革命」を起こす力はないとみられている。

ソース:産経新聞(yahoo)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051205-00000006-san-int

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http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1132908571/
2七つの海の名無しさん:2005/12/05(月) 12:54:34 ID:WP41bF/L
2?
3七つの海の名無しさん:2005/12/05(月) 12:56:55 ID:WP41bF/L
2か?
4七つの海の名無しさん
あ、書き込みできなかったとオモタら出来てた・・・
ダブった・・・orz