イラク 選挙妨害で殺人・誘拐
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イラクで、正式な政府の発足に向けた議会選挙が来月15日に迫る中、
首都バグダッドで、26日、選挙運動をしていた政党の支持者が銃殺され、
選挙の妨害を狙ったとみられる殺人や誘拐事件が広がりをみせています。
イラクの警察によりますと、バグダッド西部の住宅街で、26日午後、
政党の支持者が選挙の候補者のポスターをはっていたところ、
車に乗って近づいてきた複数の男から銃撃を受け、1人が死亡し3人がけがをしました。
死傷したのは、いずれも暫定政府で最大勢力の
イスラム教シーア派の「統一イラク同盟」の支持者で、
車はそのまま現場を走り去ったということです。
イラクでは、旧フセイン政権に代わる正式な政府の発足に向けた
一連の政治プロセスの総決算となる議会選挙が、来月15日に迫る中、
候補者が誘拐されたり親族が殺害されたりするなど、
選挙の妨害を狙ったとみられる事件が広がりをみせています。
AP通信のまとめによりますと、イラクではこの1週間あまりで
自爆テロなどで270人以上が死亡しており、
アメリカ軍では一連の政治プロセスを敵視してきた武装勢力によるテロや襲撃が
今後さらに激しくなるとみて、警戒を強めています。
★ ソースは、NHK ニュース [日本] とか。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/11/27/k20051127000029.html