長崎原爆投下の指揮官、アシュワース退役中将が死去
http://www.asahi.com/obituaries/update/1207/001.html 2005年12月07日10時25分
長崎に原爆を落とした米軍B29爆撃機ボックス・カーの投下指揮官だったフレデリック・
アシュワース退役中将(93)が死亡していたことが6日、明らかになった。
親族によると3日、アリゾナ州フェニックスの病院で心臓手術の最中に死亡した。葬儀は8
日、ニューメキシコ州サンタフェ国立墓地で。
米国の原爆開発計画、マンハッタン計画に航空・爆弾管理技術者として加わり、45年8月
9日、原爆「ファットマン」を投下するかどうかを状況判断する責任者として搭乗。投下によ
り約15万人が死傷した。戦後60年の今夏、発行された米タイム誌では「あの状況下で、や
らねばならなかったことをしただけだ。終戦にもつながったし、参加できて幸運だった」と
語っていた。